鍵のシステムについて

様々なキーシステムについて紹介します。

キーシステムとは、シリンダー内部を組換えて、一本の鍵で異なる鍵を開けることを可能にするということです。

近年のシリンダーは構造が複雑化しており、様々なシステムを組むことが可能となっています。

マスターキーシステムとは、一つの鍵で複数の錠前を開錠できるようなキーシステムのことです。

複数の開錠を操作できる鍵のことをマスターキーと呼び、マンションやホテルなど、多くの錠前が設置されている建物で、管理しやすくするために使用されています。

このマスターキーで全ての錠前を開錠出来ますが、それぞれの錠前の鍵では、別の開錠を操作することが出来ないのです。

逆マスターキーシステムは、異なる子鍵で共通の錠前を開けられるようにしたキーシステムです。

マンションなどの集合住宅、オフィスなど特定の複数人が共通の錠前を使用する状況で良く用いられています。

逆マスターキーシステムを組んだシリンダーの発注は、受注生産になるため納期は3週間程度かかります。

鍵紛失時への対応のため予備シリンダーをあらかじめ持っておくことが推奨されます。

チェンジキーシステムとは、シリンダーを交換することなく子鍵を交換出来るキーシステムです。

キーチェンジの方法は、まずチェンジキーシステムを搭載したシリンダーに、チェンジキーを挿しリセットすると、交換したい鍵を挿すと鍵を交換することが出来ます。

キーチェンジシステムを搭載したシリンダーは、通常のシリンダーに比べ高価になりますが、何度もシリンダー交換をする場合比べると安価であるため、賃貸物件など頻繁に鍵交換を行う場所に良く用いられます。